脱サラを機に、僕は日経新聞(日経電子版)の購読をやめた。
あれから2ヶ月経つが、正直まったく困ってない。
「就活で日経新聞読んでいた方が有利」という意見はわかる。日経新聞を読んでいれば各業界の基礎知識を得て面接官からの質問にも対応力が上がる。しかし、社会人になって会社に勤めている間、日経新聞読まずに困ったためしがない。
僕の勤めていた会社の社長は「日経新聞読んでないやつはゴミ」という思想なので、読んでないと○すぞ的な風潮の元、仕方なく日経の購読を続けていた。たまに日経の今朝の内容を抜き打ちで尋ねてくる面倒な人だったので、それを回避するためだ。今思えば、知識でマウント取りたいだけの奴としか思えない。
もちろん自分のための勉強という効果も多大にあっただろう。日経新聞(電子版)の一面をザッと目を通すだけで、世間の経済事情を多少なりとも把握できる。
・・・が、「いつ、何の役に立つか」と言われたら言葉に詰まる。会社員の頃、業務で調べごとをする際、日経新聞ではなく別の無料記事などで十分事足りた。その他ニュースも無料で観れるわけだから、そこまで日経新聞に固執する必要がなかった。
いざ会社員を辞めて「日経新聞読め圧力」から解放された今、以前と比べて知識が劣っているとはとても思えない。なぜなら、日経新聞の内容は読んでもすっかり頭から抜け落ちるからだ。理由は単純で、その知識を使っていないから。僕らは使いもしない知識を貯金するだけ貯金して、ドブに捨てているのかもしれない。
使わない知識をストックするのは時間の無駄だ。というか購読代金が無駄だ。値上げによって、月4,277円(電子版)というバカにならない額になっている。僕はしばらく日経を読むことはないだろう。
しかし、ためになる知識をストックすることはとても大切だ。確かに今は困っていないが、進歩もしていない。こうしてブログや動画で発信するのだから、必ず世間の流れやマネーリテラシー等は身につけるべきだ。そこで現在、僕はNewspicksを購読している。
・月1,500円
・経済ニュース読み放題
・起業や勉強関連の特集も読み放題
・オリジナル番組視聴可能
といったサービス内容だ。日経の3分の1の値段でこのコンテンツの充実度はありがたい。正直、日経新聞よりはるかに面白い。例えば、起業家が自分の事業を紹介して、他の専門家がそれにコメントやアドバイスしていく番組「Greatest Hints」はとても新鮮だ。新しい事業なだけあって、思わぬ需要や観点・熱意が伝わってくる。こういった物の方が記憶から抜け落ちないし、発信のヒントになるしでアウトプットにつながるのだ。
・海の中のドローン
・知的障害者によるアート
・ホップの食品利用
こんな意外な事業がポンポン出てきてワクワクする。なんでもビジネスに使えないかと目を光らせて、熱意を持って彼らは起業したんだろう。
どうでも良いけど、僕は最近ゴミに関するビジネスが気になってます。ゴミって、「それを見た人が不要と判断したモノ」ですよね。つまり主観によって大きく価値が変動する不思議なモノです。リサイクルとかの延長線ですが
・一般的なポイ捨て
・貧困地域でのゴミ山を漁る子ども
こういったモノをもっと都合よく、価値のあるモノに見えるようにする方法があるんじゃないだろうか。気になるところです。
実際、リサイクルって面倒なんですよ。一般的に不自由なく暮らせてる多くの日本人にとって、一々リサイクルの仕分けをするよりも、一撃で燃えるゴミ・燃えないゴミに分ける方が楽です。そういった意味でも、「3Rを大切に!」なんて標榜だけではなく、ゴミ山をゴミと思わせない工夫があって良いんじゃないかなと思います。
・・・で、そうした興味からググってみるとやっぱりあるんですよ!そういうビジネスが。
「ごみ」からはじめる、まちづくりとビジネス改革| 環境・CSR・サステナビリティ戦略に役立つ情報サイト おしえて!アミタさん
こんな風に自分の興味を広げていけるきっかけをくれるので、新しい知識はやっぱり大事だ。
以上。僕は日経新聞そのものを否定はしないが、実際に使いもしないのに記事を購読して知識が抜け落ちてを繰り返すなら、月4,277円は無駄だと思う。コスパが悪い。
もし購読するなら
・その知識をアウトプットする
・刺激を得られる
等の明確な理由(と行動)がセットでないといけない。
それでは!
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