前回、僕は古着屋をやっている知り合いにお話を聞くことになった。
ワクワクしながら渋谷のスタバで待ち合わせ、詳しくお話を聞くことになった。
貴重な日曜の午後?関係ねえ。何か新しい話を得られるなら喜んで捧げよう。
カフェラテSサイズを片手に店舗を見回すと、小洒落な格好をした彼が座っていた。
「よお〜!おつかれ!」
気さくに挨拶をし、さっそくとばかりに彼はタブレットを取り出した。
「じゃあさっそく始めようか!この前書いてくれた夢を叶える方法ってのは・・・」
よくできたスライドを見せながら説明が始まる。はじめは大人数の陽キャの笑顔の集合写真である。「お金・時間・仲間」ってタイトルに書いてる。ちょっと引くな。
・・・あれ?なんかこの流れどっかでみたことあるぞ。
・・・あ!!あれだ、情報商材屋だ!
情報商材屋のおっさんもこんな風にiPadでスライド見せてきたな〜。流行ってんのか。
そしてスライドの3ページ目にして、もう正体がわかってしまった。
労働収入と権利収入・・・
アムウェイである。
労働収入と対比して権利収入というワードを出し、いかにしてそれを獲得するかが大切かを説くのがアムウェイの常套手段である。アムウェイ商品を購入すればポイントがたまり、また、自分が紹介した人がアムウェイを買っても自分にポイントが入るのだ。要はマルチ商法である。
誤解の無いように言っておこう。アムウェイは決して違法では無い。ただ、だからと言って素晴らしい手法かどうかは非常に怪しい。というか僕は否定的だ。
その態度がみて取れたのだろう。彼は説明を諦め、「あ、君は入らなそうだね。解散しよっか。」という突然の閉幕宣言である。おい、もっと粘れよ!!!笑
ぬ「あの、もともと僕が言ったのはアムウェイではなくて古着屋のお話を伺いたいということだったんですけども・・・」
アム「ん?あー、古着屋もね、アムウェイのおかげで成り立ってるんだよ!」
どういうことやねん。じゃあもういいよ。
というわけで、自営業をするにしても結局は自分で考えてやってくしかなさそうである。僕が甘かったよ。
実はブログに書いていない範囲でも、僕は数多くのアムウェイ勧誘に遭遇している。ちゃんと話を聞いた上で、自分で考えてアムウェイをやらない道を選んだ。ダメなんだよ、本当に。アムウェイじゃあダメなんだよ!
良い側面しか話さず、情報弱者をアムウェイに引き込んで金を稼ぐ。でも実態は会員の大半が不労所得と言えるレベルにまでは到達できない。お小遣い程度の代償に、アムウェイ以外のつながりはなくなる。
そんな寂しさを紛らわすようにやたらと集団で遊びたがり、ひたすらリア充アピールをし続ける。「俺たちは仲間だ、人生は最高だ!」なんて言いながら。
こんな状態で追いかける夢なんて、何が楽しいんだろう。
みなさんの夢も、たとえ一人よがりでも、決して「誰かに迷惑をかけてやりたい」なんてものでは無いはず。
狡い真似はやめて、まっすぐ自分の必要なことを進めていこう。
YouTubeチャンネルのアムウェイ体験談はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=Yn_zjs330C8&feature=youtu.be
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