仕事を終えて電車に揺られる帰り道。
僕は残業の疲れを感じない勢いでLINEを送っていた。
一人は友達。
「今週、夜飲みいかね?」
という誘いに秒速でOKした。ほんと、ストレス溜まったら友達との楽しい会話が一番だ。
一人は友達。
彼女は前回タップルで知り合った女性だ。
今一度、彼女の会社について詳しく聞きたいとメッセージを送った。
返事はものの数分で帰ってきた。ウェルカムとのことだ。
さすが、普段から仕事でくる大量のLINEをさばいているだけのことはある。
一人は古着屋を経営するお兄さん。
この人は友達の友達的なつながりで知り合った。
もともと古着屋を始めるのが夢で、会社員を続けながら経営をスタートしたタフな人だ。
見た目はおしゃれなお兄さんって感じだ。陰キャラの僕とは正反対なタイプである。
何を隠そう、大本命はこのお兄さんへの質問である。
「自営業を始めようと思っていて、少しお話を聞かせてもらえませんか?」
思い切ってそう尋ねた。
返事はすぐきた。
会って話す前に、とりあえず今夜ZOOMをしようとのことだ。
とんでもない速度でアポが組め、帰宅するなりPCをセットした。
「よ〜!お久じゃん〜!」
彼は気さくなテンションで登場した。
とても話しやすい人で、なんていうかこう、胡散臭くない笑
それはおそらく怪しい商売ではなく「古着屋」というお店を彼が営んでいるからだろう。
反対に、以前出会った情報商材屋は、いかに自分が金持ってるかをアピールしたがる。
今、ズームの画面に写る彼は特に自慢話などせず、僕が自営業を志す理由を黙って聞いてくれた。
「おっけ。もし君がただ金儲けしたいだけなんだったら、教えたくなかったから理由聞かせてもらった。」
僕が一通り話し終えると、彼はそう言った。
あ、あっぶね〜!!!
正直お金は欲しい。ただ、僕の場合は自分で自分の人生をコントロールできるようにというのが最大目標なのだ。
朝自由に起きたり、上司からの指示を忠実にこなすのではなく自分で決断して仕事したい。
それが無駄なストレスをなくす最大のポイントなのだ。
彼も15年ほど前に僕と同じようなことを考え、古着屋を立ち上げたいと経営者に相談したそうだ。
その時の師匠とは今も仲良しだとか。
「とりあえず、俺が教わったことを少しずつ実践してみよっか。まず、夢を100個書いてきて!」
100個!?
ま、まあ書けるか、それくらい。
要はビジネスでの成功とかではなく、手段として金を稼いだ後にしたいことを書くのだ。
それなら旅行とか、欲しかったバイクとか、色々ある!
・・・と思ったけど、半分も行かずに行き詰まった笑
彼が当時言われたのは、
「夢は知識がないと狭まる。知りもしないことを夢見ることはできないから。」
だそうだ。
だから夢リストを作って100個書くには、それほどに魅力的な物事をよく知っていないといけないのだ。
このリストを完成させたら見せて欲しい。
それがとりあえずの僕のミッションである。まあまずは半信半疑でやってみよう!
なんだか面白いことになってきた!
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