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3日目の朝。
雨が降っていたが、朝食を終える頃には止んだ。ラッキー!
ねえ、今から晴れるよ!ってか。
天気の子をこじらせた男、ぬまーです。
よし、向かうは有名なフローズンヨーグルトのお店
「llaollao(ジャオジャオ)」
一人暮らしのちっちゃな冷凍庫でいつもダノンヨーグルトをキンキンに冷やす僕は、いつか本物のフローズンヨーグルトを食べてみたいと夢見ていた。
llaollaoはシンガポールで複数店舗がある。
僕はシンガポールフライヤーという観覧車近くのショッピングモール「サンテックシティ」内の店舗へ訪れた。
前回に引き続き、大型ショッピングモールに吸い寄せられてしまった僕。
カラッとしながらも、ジリジリと照りつけるシンガポールの太陽。
マーライオンと違って、口ではなく全身から水分を放出する僕は、急いで中に入った。
さあ、ヨーグルトと一緒にフローズンされちゃおうじゃないか!!
額の汗をそのままに、1階の店舗へと早足で向かう・・・!
いよいよ夢のヨーグルトがとうとう目の前に・・・!
・・・
と思ったけど、まだ営業してなかった。
でも僕は諦めない。開店まで待つさ。
そう決意を固め、別のフロアを歩きながら時間を潰す。
すると、どのフロアにも美味しそうなスイーツ店が盛りだくさんだ。
なんとも目新しい食べ物に胃袋を刺激される。
・・・いかん、落ちつけ。
僕にはフローズンヨーグルトという心に決めた相手がいる。
適当に目についたスイーツに心を奪われることなど、あるはずがない。あってたまるかってんだい。てやんでい。
煩悩に飲まれそうな頭をリフレッシュするため、一度このフロアを離れて地下1階へ。
みなさん
出会いとは常に思いがけないものですね。
僕は出会ってしまった。素敵なパンケーキ屋さんに。
その名も
「fluffstack」
僕は憧れていたんだ、ふわっふわのガチガチのパンケーキに。
(「柔らかくて本格的な」という意味)
・・・いや、違うな。諦めていたんだ。
自分には手の届かない場所なんじゃないかって。
若々しいギャルが楽しそうに行列に並んでまで食べるあのスイーツは、自分とは別世界の生き物(食べ物)だと。
強がって、諦めて、そして忘れたんだ。
そんな超特急な人生を過ごすのはやめにしよう。
今、変わるんだ。
というか平日のお昼前というのもあって、異様に人が空いてる!!!
僕以外の客はアメリカンな夫婦だけだ。
もういくしかない・・・!
僕「すいませーーーん!!!あ、エクスキューズミいいいいい!!!」
パンケーキを焼くのに15分かかるので、ホワイトコーヒー(カフェラテ)を飲みながらのんびり待つ。
椅子に座ってのんびり待てる。
やはり原宿が異常なだけだったんだ。よかった。
やってきました、イチゴチーズパンケーキ!
家で作るパンケーキとは格が違う。
いや、今まで作ってきたアレをパンケーキと呼んで良いのだろうか。
そんなパラダイムシフトに飲まれそうな衝撃だった。
落ち着け、驚くのはせめて食べてからだ。
ふわっふわでふっくら膨らんだパンケーキ2枚を重ね、
その上にいちごを大量に乗せ、さらにその上にいちごソースを溢れるほどかけてある。
さらにさらにその上を雪が覆うようにチーズソースをまぶしている。
おいおい、これじゃあお昼ご飯の前に満腹になってしまうぜ!
では、いただきます♩
・・・!!?
生地がやわらかすぎて、ナイフを少し当てるだけで自然と割れていく!
これはそう、かのモーセが海面を切り開いたかの如く神秘的な光景だ。
僕の中で、新しい歴史が始まった瞬間だった。
生地を取ると、トロっと上にかかっていた苺とチーズのソースが流れ落ち、ふわふわなパン生地の断面に染み込んでいく。
ソースをたっぷりつけて、パン生地をほおばる。
パン生地自体の甘さは控えめ。でも、苺ソースが甘くていい感じ。
さらにそこに甘くて酸味の効いたチーズソースがマッチする!
パン生地はふわっふわで柔らかすぎて、ほぼ噛んでいない笑
味を口の中に一気に放出して消えていく感じだ。
もうあっという間に食べきってしまった。
お腹いっぱいだ。
フローズンヨーグルト?なんだいそれは。
そんなわけで、運動がてらに少し離れた所へ次のスイーツを食べに行く。
シンガポールフライヤー(観覧車)を目指して歩いていく。
もちろん観覧車に乗りたいわけではない。
横に彼女でもいたら話は別だが。
欲しいのは甘い思い出づくりではない。
甘い味覚である。
正午も過ぎて、太陽が高くに登ったところでたどり着いた。
https://gelatissimo.com.au/?utm_source=tripadvisor&utm_medium=referral
「Gelatissimo」
まだ日本に上陸していないジェラート屋さん。
僕が原宿ガールズよりも先に味わっておこう。
なんだこの優越感は!!
いそいそと味を選ぶ。
いきなりガラスケースに張り付いて眺めたら店員さんに急かされるので、買うか買わないか微妙な距離感でアイスのフレーバーをチラ見する。
そう、アイス選びも恋愛も距離感が大事なのだ。
うーむ、抹茶は外せないな。ちょっと苦目のフレーバーを入れて、甘さのインターバルとしたい。
そして抹茶に合うものといえば、ここはミルク系かな?
というわけで、ココナッツミルクをチョイス!
レギュラーカップで注文。
味はいい感じに抹茶が苦く、ココナッツがそれをフレッシュな甘さでサポートしつつといった具合。
冷たくて、この真夏にはもってこいのデザート。
これで十分体は冷えた。
あとは、この煩悩を冷やすことが必要なんだろう。
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