ある日の宅飲み。
友人と一緒に、所属するコミュ二ティのメンバーについて楽しく語っていた。
ある程度気心知れた仲間だと、各々の特徴やコミュニティでの立ち位置が決まってくる。これは同じ人間でも、所属するコミュニティごとに変わってくる。
それゆえに、皆さんもコミュニティによって人間関係に疲れてしまう場合も多々あるのでは無いだろうか。
そんなコミュニティについて、メンバー全員をカテゴライズできないかとある分類法が発案された。
ボケ-ツッコミ軸
この分類法が意外としっくりきたので、今回紹介したいと思う。
目次
ボケ-ツッコミ軸とは
誰しも、友人とのやりとりである程度の役割が決まっている。
例えば
よくふざけるタイプ、それにツッコむタイプ。
このように、芸人でなくとも少なからずボケとツッコミが存在する。
その2大性質に着目したグラフによる分類法だ。
注意してほしいのは、あくまでボケorツッコミではないということ。
場面によってツッコミもするしボケもするのが人間ってもんだ。
それを踏まえて、以下のグラフを見てほしい。
縦軸がツッコミ。横軸がボケである。
それぞれレベルが高いほどに奥に行く。
4種類のキャラクターに分類
そして、このグラフに従って大きく4区間に分けてみる。
左上:常識人
右上:いじられ役/ムードメーカー
左下:仏像
右下:天然/サイコ/クズ
区間ごとにこのようにカテゴライズされる。それぞれ順に解説しよう。
ボケが苦手でツッコミが得意な人
異様な言動をしっかりツッコんで正すと言う点で、まさに常識人。
ボケキャラとセットだとしっかり笑いを取り、1人でも冷静に的確な意見を述べる。
ちなみに男だとこの種族はモテる。本当に憎らしい限りだ。素直に嫉妬しよう。
ボケとツッコミ両方得意な人
皆さんも自分の所属するコミュニティのメンバーを思い浮かべてほしい。
よく言う「面白い人」というのは、ボケはもちろんツッコミも上手い傾向にあるのではないだろうか。特にノリツッコミとか。
このタイプの人は一つのコミュニティに必ず一人はいると思う。いわゆるムードメーカーだ。
ただ、万能に見えてもそれはあくまで笑いを取るという側面にすぎない。知的さに欠けるなどのデメリットも想定される。
大概こういうタイプはカースト的には高くない笑
よって、ムードメーカーになる人もいればサンドバッグ(いじられキャラ)にもなりうるのだ。
ボケとツッコミ両方苦手な人
積極的にふざけるわけでもなく、特にふざける人に対してツッコムわけでもなくというタイプの、大人なタイプ。
ちょっと失礼かもしれないが、この人たちを仏像と呼ぶことにする。
ちなみにナンパ界隈では、女性にビビってナンパに踏み出せない状態に陥ることをそう呼ぶ。
誤解の無いように述べたいが、仏像はカーストが低いわけではない。
低俗なノリに合わせず、冷静さを保持するタイプが多い印象だ。
ボケが得意でツッコミが苦手な人
このタイプの方は、天然ボケが多い印象。あるいは、素で変な言動をするいわゆるサイコパスタイプ。
彼らは自分が変だとあまり気づかない印象。
良い意味で空気を読まないため、意外と愛されやすいかも。
たまに外道(クズ)も混じっているので、注意が必要だ笑
相性について
基本的には距離が大きいペアは相性が悪い傾向にある。
具体的には対角線上の関係にあるペアだ。
例えば、ボケ・ツッコミ得意タイプのいじられ役は、ボケ・ツッコミ苦手タイプの仏像と相性が悪い傾向にある。
この理由は簡単で、過度なボケに対するツッコミを仏像は担当しないからだ。
逆に仏像はボケすぎないため、過度なツッコミも必要としない。
以上より、2タイプ間での絡みが必然的に少なくなりがちなのだ。
人間は頻繁に接する人に親近感を覚えていく。
つまり、絡みが少ないと仲良くなりづらい。
また、常識人と天然については、必ずしも悪いとは言い切れない。
ボケに対するツッコミという形で、しっかりマッチする場合も多々ある。
ただし、常識人は天然タイプを恋愛対象としては見れなくなる可能性がある。
深く関わるにはあまりにぶっ飛んでいるからだ笑
適度な距離感を保ってこそ、楽しく関われる人はいるもんだ。
特に強烈なキャラは、笑って接してもらえがちだが、多くの人はこの強烈なキャラと1対1で深く関わることに不安を感じるのではないだろうか。
これを僕は動物園理論と呼んでいる。
パンダは可愛い。まさにその通り。
でも、いざ檻を取り除いて森で出会ったとしたらどうだろう。
・・・めっちゃ怖く無いだろうか?
パンダは大熊猫、すなわち熊の仲間である。
野生環境で鉢合わせなんてしたら
「わー可愛い〜〜❤️」
なんて言ってられない。逃げる。
これが人間関係でも当てはまるのだ。
ちなみに、常識人といじられ役は非常に相性が良い傾向にある。
常識人のフリにも答えられるノリの良さは、いじられ役の武器だ。
さらに、仏像と常識人も相性がそこそこ良い。
二者間で落ち着いた話ができる。上品な会話を形成できるのだ。
こうしてみると、常識人は人間関係をうまくできそうに見える。
空気を読む・察するなどの能力はバカにできないということか。
グラフの活用法
さあ、このグラフを元に、自分の所属する集団のメンバーを配置しよう。
そして自分の配置を意識したら、どのように立ち回るべきか考えよう。
常識人タイプの人
この人はバイタリティが高い。
正直悩みも少ないのではないだろうか。
強いていうなら、無理してボケにも走りすぎないことが大切だ。
変なボケをかましてしまうと、悪い意味でのギャップが発生してしまう笑
安全運転こそが、平和をもたらす。
いじられタイプの人
この人はムードを作るために無茶しないことが大切になる。
いつも周囲を笑わせる(または笑われる)ことが多いため、気がつけばさらに面白いことをしたいと焦ってしまうようなことがある。
でも、肩の力を抜いて素で行動した方が、結局面白いもんだ。
何も心配することはない。いつも通りの自分で行こう。
大丈夫、フォローは常識人がしてくれる。
仏像タイプの人
この人はおそらくテンションが高すぎる人間と関わるのは疲れるのではないだろうか。
おすすめは常識人と関わること。
癒されたいなら、適度に天然タイプとも話してみよう。
楽しいカルチャーショックで日常を彩ることができる。
無理にムードメーカーの激しいノリに付き合う必要はない。
あるいは、あえて冷めた対応をしても面白いので、臆せずやってみるのも良いかもしれない。悪意のない冷たさは重宝される。
天然タイプの人
この人はたまに妬まれることがあるのではないだろうか。
天然で愛される人というのは、人間関係を計算して動いている腹黒い人間からすれば、鬱陶しいものだ。
そのような攻撃に悩まされたら、素直に仲の良い人に相談しちゃおう笑
無理に抱え込んで、周りから「いつも何も考えてない人」と思われてもしょうがない。
別にいつも天然というわけではないのだ。たまに天然ボケが出るだけだ(多分)。
悩みすら素直に話せるまっすぐな人になろう。
そしたら敵以上に味方が増えるし、絆は強くなる。
まとめ
人間関係の悩み・恋愛に限らず、敗北というのは情報不足から生じる要素が大きい。
今回のようにコミュニティの構成員を上手くタイプ分けすることで、また自分の立ち位置を把握することで、どこか得体の知れない関係性にもヒントが見えてくると思う。
そして分類してると、そもそも笑えてくる。
「あ、この人ここに位置するから仲良くないの納得だわー笑笑」
みたいな感じで。
あくまでこのボケ・ツッコミレベルは、その集団内での相対評価である。
つまり、どんな集団でも必ずボケ・ツッコミ要素で4タイプに区分けできるのだ。
目に見える形で人間関係を整理すると、自分の悩みの大きさやベクトルがハッキリしてきて、悩みがそこまで恐ろしいものではなくなってくる。
何事も頭の中でゴチャゴチャ考えず、アウトプットしてみよう!
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